こんな保育園です
社会福祉法人大門福祉会今泉保育園は、2004年4月1日に宇都宮市から民営化して20年になる元公立保育園です。同法人では他に徳次郎保育園と老人福祉事業を運営しています。『すべての子が持つその子の優れた資質を、保育園生活のさまざまな経験を通して見出し、保護者とともに育み、正しく強く優しい社会人としての基礎を築いていくこと』を保育理念として大切にしています。それは行事を通して培われるものとして、遠足・お誕生日会・パン作り、夏祭りやクリスマス会など様々な季節のイベントを行っています。専門講師を招いて体操・陶芸を、保育士もリトミックや英語を担当して、毎日のカリキュラムもそれぞれの子ども達の得意、不得意に対応してバラエティー豊かに構成されています。
職員は正職員が多く在職し、パート職員は5名程度勤務しています。男性保育士の採用は積極的で、主に幼児組の担任をしています。職員間の協力体制があり連携が取れていることもあり、勤続年数の長い職員も多く、勤続年数20年が13名、10年以上の方も多く活躍しています。
働き方は・・・
急な休みには個人で相談してもらい、現場の配置は園長や主任保育士が調整をしています。保育士資格を持つ調理員、事務員が在籍しており、用務員も見守りで保育に入る等全職員でサポートをしています。休暇については、GW、夏季休暇、年末年始などの長期休暇は、全員が平等に有給休暇を取れるように配慮しています。
育休後復職される職員も多く、その際は同園に預けることは可能です。園長先生は「職員が子どもを預けたいと思うようでなければ、いい保育園ではないですよね」と話されていました。
休憩は、各クラスのリーダーが現場の状況に合わせて声を掛けて取るようにしており、申し出をしてもらえれば外出も可能です。
事務作業は、ICT導入は今のところ検討はしておらず、PCも使用可能ですがほぼ手書きで記入しています。年間・毎月のお知らせ、月案・児童票などの書類は、正職員、パートも含めたクラス担任で分担しています。月案を児童票代わりにすることで簡略化をし、子どもの成長記録となる写真は業者を入れる等、保育士の業務負担減に努めています。
保護者参加の園行事は主に運動会、お遊戯会です。運動会やお遊戯会で使用する衣装は、リメイクして使用し、作る時は、担任だけでなく他クラスの保育士、園長や事務員を含めた職員で協力し、持ち帰りや残業にならないようにしています。残業になる場合は、超勤として法定通り支給しています。主任の先生によると「協力体制もあり、ほとんど残業にならないようにみんなで手分けしてやっているので、連携を取り働きやすいです」という事でした。
会議は月1回(月案会議・リーダー会議)の他、毎日朝夕ミーティングを実施(朝は口頭にて、夕方は記録を確認)して情報共有を図っています。夏まつり、運動会等の行事については、事前に園長・担当者・前年度担当者でプレ会議を行ってから全体会議をしており、効率が上がり時間短縮となるようにしています。また、行事ノートを丁寧に記録する事で、過年度の内容や改善点、人員配置などが分かるようにしています。
雑務と掃除を一部担当する用務員を採用していることや、壁面装飾がない等、小さなことでも職員の業務負担を減らすようにしています。金銭的負担としては、駐車場料金は園と折半で1,500円、給食費月額4,000円の負担があります。
給食は園内調理をしており、食材にもこだわっています。主食は持参してもらい、1年を通して暖飯機を使用し、衛生面を保ちつつ温かいご飯を提供できるようにしています。
ピアノの技量は、ある程度弾くことができれば良いとのことです。
園長先生よりメッセージ
子どもが大きくなった時に「いい乳幼児期を過ごしたな」と思ってもらえるような保育を心がけています。卒園児も大切にしており、「いつでも帰ってきてね」と伝えています。
「保育園を忘れなかったら幸せになれるよ」という大門理事長の言葉も大切にしています。
採用するにあたって求める人材は、受け身ではなく、自分で考えて動ける方を望んでいます。